草刈を上手に行う為にポイントをおさえよう!!
2019.02.08
簡単レンタル
庭の草刈りは大変だと思っていませんか? じつは、ポイントを押さえておけば、草刈りはカンタンな作業に早変わり。ちょっとした時間にササッと草刈りができれば、いつものようにイヤイヤながら行うことも少なくなるはず。機械や道具の使い方もマスターしておきましょう。
草刈を上手に行う為のポイント
① 草刈機のベストな時期は?
~草刈は1年に3回行うのが理想的~
草刈りは1年に3回行うのが理想と言われており、草の成長サイクルに合わせた時期で草刈りを行うことが効果的です。
草刈りに最適な時期と理由については以下の通りです。
♦6~7月
草が成長する前の時期であり、草がもっとも成長する時期でもあります。雨が多く、陽の光も強いので、ぐんぐんと草が伸びていきます。本格的に伸びてしまう前に草刈りを行うことで、草が大きく成長しすぎるのを防ぐことができます。
♦9~10月
9月以降は気温が徐々に下がっていき、成長の勢いが落ち着いてくるところです。この時期の草は元気がないため、刈り取ることで成長しにくくなります。
♦11~12月
本格的に寒くなってくると、草がどんどん枯れていきます。枯れ草を刈ることで、景観を美しく保つことができます。
上記の理由により、年に3回、この時期に草刈りを行うことで、無駄のない効率的な草刈りができます。なお、草刈りに適した時期以外に草刈りを行っても、季節によっては効率が著しく落ちることもあるため、最適な時期で草刈りを行うことがオススメです。
☀天候などを考慮することも大切
草刈をやる上では天候も重要になります。雨が降ったあと、晴れの日が続いて草が伸び切ったあとが最適といえます。これから伸びるであろう草を刈っても、結局は伸びてしまいますが、ある程度成長しきった草を刈れば、それ以上の成長は見込めないので、より効率的に草刈りができるようになります。
なので、草刈りをするときは、雨が降ってから数日後がおすすめです。
② 草刈を上手にやる方法 5つのポイント
1)草刈機は左右に振りながら進むと効果的です
「右から左」に刈ったら、刃を元の左に戻し再び右から左に動かして草を刈ります。
なぜ「右から左が基本」かと言うと、刃・ブレードの回転が「左回転」しているからです。
「左から右」に刈る逆刈は、刃の跳ね返り(キックバック)の恐れがあるので危険です。
2)草刈機の刃は地面から少し浮かせて刈っていく
刃は高速回転している為、地面や石などと接触すると刃やモーターを傷める原因にもなります。少し地面から浮かせてやれるとスムーズに刈れます。
3)草が絡まりそうになったら刃の回転速度を上げる
刈る草の柔らかさによって回転数を調整して刈っていくのが基本ですが、ある程度回転数を上げないと草が刃に絡んで刃が止まってしまいます。草が絡まりそうになったら、刃の回転数をあげて絡まりを防止しましょう。
4)刃を斜めにいれる(左に傾ける)
草の根元に刃をあてることで、効率よく草刈をすることができます。少し左に傾けることで、草の根元に刃を当てやすくなります。
5)斜面は下から上に刈り上げる
上から刈ってしまうと、次の下を刈ろうとする時、上から倒れた草が邪魔になり、草刈機をスムーズに動かせないからです。上を刈れば、その草は倒れ覆いかぶさり下の草の上にのしかかります。なので、それを避けるために、下側を先に刈って次にその上を刈ってという流れで刈り上げるときれいに刈ることができます。
③ 草刈機の選び方・刃の種類
<エンジン式>
エンジン式草刈機はたくさん草を刈るのに向いてます。稼働時間が長く、パワーも強いので広い面積の草刈をする方におすすめです。エンジンが付いてる分重く振動や騒音も大きいので体力やご近所への配慮も必要です。しかし長時間の作業を行うならエンジン式の草刈機がダントツで適してます。反対にエンジン式のデメリットとしては燃料と保管メンテナンスがあげられます。
レンタルなら面倒なメンテナンス不要です。
・メリット
稼働時間が長い、パワフル
・デメリット
燃料が必要、保管メンテナンスが必要、重い
<電動式>
軽く草を刈りたいという方には、電動式草刈機がおすすめです。
エンジン式と比べても軽く、振動も騒音も格段に少ないので隣近所の方々への迷惑も少なく、あまり疲れる事もありません。ただし、草刈をする際にコードが邪魔になったり、誤ってコードを切断してしまわないよう注意が必要です。
・メリット
コードでつなげば長時間作業が可能、スイッチ一つで始動、軽いため疲れにくい。静か
・デメリット
コード範囲内で電気がないと使用できない。コードが邪魔になりやすい。コードを断線する危険性が高い。
<充電式>
充電式草刈機は低騒音で複雑な操作もないため、女性でも使うことが出来る非常に便利な草刈機(刈払機)です。燃料の管理やエンジンの始動が必要ないので使いやすいです。
エンジン式と比べても軽く、振動も騒音も格段に少ないので隣近所の方々への迷惑も少なく、あまり疲れる事もありません。バッテリの容量による使用時間の制限に気をつける必要があります
レンタルなら面倒なメンテナンス不要です。
・メリット
燃料の管理が不要。コードが邪魔にならず作業がしやすい。カラミトリ機能がある(低速逆回転で絡み付いた草を除去)、エンジン式に比べて軽い、始動が簡単。静か
・デメリット
稼働時間の制約がある、バッテリの充電が必要
※カラミトリ機能
低速逆回転で刃をまわすことで、草刈刃に絡み付いた草を除去できます
<刃の種類>
刈刃の種類は、金属製(チップソーなど)のものとナイロン製のコードなどがあります。また、電動式の刈払機には、標準で樹脂製の刈刃が付いているものがあります。
※刈払機によっては、ナイロンカッターを使用できない機種があります。
・チップソー
一般的なチップソーには直径230mm、255mmのものがあります。
エンジン式のものではどちらでも取り付けることはできますが、エンジンの排気量によって適正のサイズがあります。エンジンの排気量が25cc以下では230mmのチップソーを、25cc以上では255mmのチップソーを使用するのが適正となります。
また、竹木などの繊維の細かい木を刈る時は、竹用のチップソーもありますので、そちらを使用していただくのがオススメです。。
チップソーが切れにくいと感じた際は、チップの再研磨をすることもできます。再研磨をすることで、刃の切れ味が回復します。チップがなくなるまで再研磨できます。ただし、小石等に当たった際にチップが飛んでしまうことがあります。チップがなくなってしまうと刈ることはできませんので、新しい刃に交換してください。
・2~8枚刃
刃数の少ない2~4枚刃のものは、円盤に四角い形状の刃が付いているものが多いです。これは柔らかい草や牧草などを刈るのに適しています。形状が特殊のため硬い草や密集した森林などにはあまり適していません。ただし、刃を裏返して使用することができるため、非常に安価です
逆に刃数の多い8枚刃となると、柔らかい草はもちろん密集した雑草などや多少の硬い草を刈ることも可能です。刃の形状も四角ではなく、円盤に沿うように鋭角な刃が付いているため、様々な用途に使用ができます。
狭い場所や石の上、樹木の多いところなど障害の多い場所で作業をするならナイロンコードカッターがオススメです。また、刃が石にあたると石が飛び跳ねたりすることもあるので、安全に作業したのであれば、ナイロンコードカッター式のほうが扱いやすいといえます。
フェンスの下など、フェンスの支柱に傷を付けたくない場合は、ナイロンコードだとうまく刈ることができます。
また、刈った草をそのまま放置して枯らす場合には、細かく粉砕してくれるナイロンコードの方が便利です。
金属刃かナイロンカッターのどちらが良いという事ではありません。
それぞれに長所と短所があります。
できれば両方を準備しておき作業環境によって使い分けるのがベストです。
④ 草刈機をしばらく使わない場合の保管方法
草刈機は長期間使用しないときは燃料タンクから燃料を抜き取り、それを保管するのがおすすめです。燃料がキャブレター内に残っていると腐ってそれが原因でキャブレターが詰まってしまうとエンジンがかからなくなる可能性があります。なので燃料を完全に抜き取るようにしてください。
⑤ 草刈機始動・停止方法
エンジン始動
1.燃料が入っているか確認(最大はタンクの8分目ぐらいまで)
2.プライマリーポンプ(プライミングポンプ)を数回押して燃料を送る
3.スロットルレバーを始動位置(低速位置)にする
4.チョークレバーを閉(始動)にする
5.スターターハンドル(リコイルスタータ)を引く
6.エンジン始動後にチョークレバーを開にする
7.アイドリングが安定するまで低速回転で2分ほど暖気運転する
エンジン停止
1.スロットルレバーを低速にする
2.運転停止ボタン(ストップスイッチ)を押してエンジン停止を確認
充電式始動・停止
1.ボタン一つで簡単電源オン・オフ
充電式はエンジン式に比べボタン一つで簡単に使えることができるので初めて使用する方は充電式草刈機がおすすめです。
使うシーンや状況に応じて草刈機を選ぶことで作業効率も格段に上がります。自分に合った草刈機を選んで気持ちよく草刈りを!