爪付ジャッキの用途と注意点をおさえて安全に作業しよう!
2023.03.02
その他
爪付ジャッキは、重量物の持ち上げや機械据付時の高さ調整などに使われ、わずかな隙間から作業ができるすぐれものです。
その一方で、使い方を誤ると事故につながってしまう道具でもあります。
今回はそんな爪付ジャッキについてご紹介します。
1.爪付ジャッキとは
爪付ジャッキとは、油圧の縦型ジャッキに爪を付けることで、
低い位置から重量物を持ち上げることができるようにした道具です。
通常のジャッキでは頭部で持ち上げをするため、本体をすべて入れるスペースが必要でしたが、
爪付ジャッキは頭部だけでなく爪部でも持ち上げをすることができるので、爪の厚み20mm前後の隙間があれば重量物を持ち上げることができます。
2.爪付ジャッキの用途
爪付ジャッキの用途は基本的に4つあります。
1.持ち上げ
一番基本的な使い方です。
爪と頭の2つの部分を使い分けることで、用途や作業環境などによって使い分けができます。
2.位置合わせ
油圧式はミリ単位で高さの調整をすることができます。
機械の高さを合わすことに最適です。
3.拡げ
爪とベースを利用して、2つの物体の間隔をすこし広げるという作業を行うことができます。
4.横に押す
重量物を上方向に持ち上げることができる爪付きジャッキですが、
壁などで反力を受けることで、横に押すことができます。
機械などのセッティングなどに便利です。
ただ、許容荷重は変わりませんが、ストローク量が変わってしまうので注意が必要です。
2.爪付ジャッキの注意点
爪付ジャッキは重量物を扱うものの為、一歩使い方を間違えると大事故に繋がってしまいます。
注意点を覚えて、安全について使いましょう。
注意点1.爪の先端でジャッキアップしない
爪の先端だけでのジャッキアップは危険な行為です。
ジャッキ自体が傾き、ベースや爪が変形したり最悪の場合には対象物がすべり落ちる可能性があります。
ジャッキアップをするときは物が必ず背板に当たるように、爪を奥まで差し込んでください。
もし、作業環境等の関係で隙間が空いてしまうという時は、必ず木材などの当て物で隙間を埋めてください。
注意点2.爪と頭で耐荷重が違う
爪付ジャッキは、爪と頭の部分で耐荷重が違います。
基本的には、爪部の許容荷重は、頭部の約1/2の荷重となります。
購入やレンタルをする場合は、爪と頭の部分の耐荷重を間違えないように用途に合わせたものを選びましょう。
注意点3.長時間の保持は出来ない
レベル調整等をして、そのままの放置は危険です。
作業が終わったら、ジャッキの高さ分の保持台等で支えてください。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
爪付ジャッキは基本的な用途の持ち上げるだけでなく、様々な使い方ができる便利なものです。
注意点をしっかり守って安全に作業していきましょう!
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