コンクリートを簡単に壊す方法【目指せセルフリノベーション】
2021.02.04
その他
最近、TV番組などでも取り上げられる機会が多くなった「DIY(Do It Yourself)」や「セルフリノベーション」。
実際に自分自身で家屋のリフォームする方も増え、一大ブームになっています。
コンクリートを壊したい、ブロック塀を撤去したい、そんな「困った」を解決していきたいと思います。
コンクリートを簡単に壊す方法
目次
1.コンクリートを壊す前に準備するもの
コンクリートを壊す作業は、壊れたコンクリートの破片はとがっていて、とても危険です。
安全に作業するためにしっかりと準備しましょう
<準備するもの>
・作業手袋
軍手だと滑りやすいので、表面がざらざらしているもののほうがいいかと思います。
・保護メガネ
壊れたコンクリートのかけらが飛んでくることがあります。
・汚れてもいい動きやすい服
コンクリートのカス、粉は服につきやすいです。また作業性を考えた服装で作業しましょう
また、コンクリートを壊すことを「斫る(はつる)」ともいいます。
2.壊したコンクリートの処分方法
壊したコンクリートの処分方法や捨て方も、あらかじめチェックしておきましょう。
①コンクリートのガラ【破片】
一番処分に困るのがコンクリートの破片(ガラ)です。これは「産業廃棄物」扱いなので、粗大ごみや不燃ごみとして捨てることができず、業者に引き取ってもらう方法が基本となります。
コンクリートのガラはとがっていたりケガしやすいので必ず作業手袋等を使用し、安全に取り扱いましょう。
今回はコンクリートですが、リノベーションやDIYをしていると以下のようなものがごみが出てくるかと思います
②ペンキ類
ペンキは新聞紙等に染み込ませるか、固化材で固めて燃えるゴミへ。
③釘・ネジ・ガラス・コンクリートのガラ【破片】
これらは燃えないゴミですが、量や大きさによっては産業廃棄物扱いになります。こちらも自治体によって規定が異なりますので、お住まいの市区町村にご確認ください。
④木くず
燃えるゴミに出すこともできますが、木くずは自治体によって燃えるゴミに含む場合・木片類として別途回収の場合、と扱いが異なります。また、大きさ(長さ)によっても変わるのでお住まいの自治体の規定を確認してください。
片付けまでしっかりやってこそのリノベーションだと思うのでしっかり片づけましょう!
3.コンクリートを簡単に壊す方法
①手作業で壊す
狭いスペースやコンクリートが薄い場合は、ノミとハンマーで十分です。
(ハンマーにも多数種類があると思いますが石頭と呼ばれるものでいいかと思います)
手作業になるので体力と時間は必要になりますが、準備もしやすい道具だと思いますので、大人の方でしたら誰でも斫る事が可能です。
ただ注意しなければならないのは片手でノミを固定して、利き手で石頭ハンマーを持ち叩きますので、誤って手を叩かないようにしましょう。
(くぎを打つような感じでの作業です。)
当たり前ですが、石頭ハンマーで手を叩いたら、、、痛いです。
必ず保護具を着用しましょう。
ノミやハンマーのレンタルをしているところは見つけれませんでした。
購入しましょう。
②電動ハンマを使う
電源があれば電動ハンマーが使用できます。
電動ハンマは買うと高額ですが、建機レンタル会社でレンタルすることも可能です。
コンクリートの硬さにもよりますが、石頭ハンマーとノミに比べると簡単に斫れます。
とはいえ機械の反動をしっかり押さえる力が必要になります
もちろん、電動とはいえ、作業には危険も伴います。電動ピックのノミを足に刺したりしないように気を付けて安全靴を履いて使用しましょう。
また振動もありますので、防振手袋を着用して使用することをお勧めします。
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③コンクリートブレーカーで壊す
電動ハンマではコンクリートが厚くてとか硬くて時間がかかる、面積が広い時にはコンクリートブレーカーを使います。
コンクリートブレーカーは皆さんが工事現場と言ったら連想するあの「ズドドドッ!」と大きな音がする道具です。
大きなエアーコンプレッサーからエアーホースでブレーカーに圧縮した空気を送って作業する道具ですので、ブレーカー単体では動きません。
使用するときもセットでの使用になります。
これらも建機レンタル会社でレンタルできますが、エアーコンプレッサーとブレーカーを運搬するには軽トラ〜2トンダンプくらいが必要になります。
また建機レンタル会社ではブレーカーのサイズを○○キロといった風に呼ぶことが多いです。これはブレーカー自体の重さを指します。
どれくらいのサイズのブレーカーが必要かわからない場合は、レンタル会社に聞いてみるのもいいかと思います。
コンクリートブレーカを使った作業は危険も伴いますので、経験者でないと厳しいかもしれません。
もちろん業者に依頼することもできますので、必要い応じて検討してみましょう。
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そして最後がバックホーで壊す、です。
駐車場の土間コンクリートや広範囲でその後の処理に重機が必要な場合には、バックホーにブレーカーを取り付けて斫ることができます。
(車両系建設機械運転技能講習(解体)の資格が必要になります。詳しくはこちら)
この場合は、壊した後、かなりの量のコンクリートガラを処分しないといけません。
それも考えると土木業者や外構業者さんに依頼したほうがいいかと思います。
番外編 コンクリートを削る
外構や庭づくりのDIYしていると「このコンクリート、少し削りたいな・・」そんな事が時々あるのですが・・・。
今回は番外編として、コンクリートやモルタルを削るにはどんな工具と方法があるのかを説明していきます。
コンクリートを削る方法
①ディスクグラインダーで削る
ディスクグラインダーにダイヤモンドのカップホイールを付けることでコンクリートを削ることができます。。
ディスクグラインダーのレンタル品はこちら
コンクリートは粗骨材(砂利)が入っていますので、グラインダーで削るなら5mm〜1cm程度が限界でしょう。モルタルでしたら根気が必要ですが、数cm削れます。
もちろん、コンクリート、モルタル共にそれ以上、削る事も可能ですが、非常に労力と時間が掛かります。
コンクリートを削る作業は粉塵が多いので保護メガネと防塵マスクは必ず装着して作業を行いましょう。
②グラインダーと電動ハンマで削る
コンクリートを数cm削りたい場合には、グラインダーと電動ハンマを併用しましょう。
まずグラインダーにダイヤモンドカッターを装着して、削りたい箇所に格子状に切れ目をいれます。
切れ目を入れた箇所を電動ハンマでハツります。
切れ目を入れなくてもハツれるのですが、切れ目を入れた方が簡単にハツれます。
電動ピックである程度、平らにハツった後にダイヤモンドカップを装着して平滑に削ります。
これの作業を繰り返し行えば時間は掛かりますが、コンクリートを数cm削る事が可能です。
③コンクリートをさらに深く削る場合
コンクリートを数cm程ではなく更に深く削りたい場合には、削る作業では無く、コンクリートをハツる作業になります。
4.まとめ
いかがだったでしょうか!
具体的に作業する姿がイメージできましたか?
コンクリートを壊す斫る作業には様々な道具や方法がありますが、DIY作業でおススメできるのはレベルで可能なのは電動ハンマくらいまでかと思います。
それ以上になりますと危険も伴いますので土木業者、外構業者さんに依頼したほうがいいかと思います
難しい!危険!といった作業はプロに任せて簡単で自信のある作業をDIYしましょう!
何よりケガをしないように、周りにケガをさせないように、安全にしっかり注意して作業しましょう。
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